私が糖質制限ダイエットを行わない理由【摂食障害とうつとの関係も】

身体改善

私が糖質制限ダイエットを行わない理由【摂食障害とうつとの関係も】

糖質制限ダイエットを行っている方は多いかもしれません。

効果も出やすく、糖質以外はあまり制限なく食べて良いことからも

人気のダイエットなんだと思います。

 

私も実際に糖質制限ダイエットは行ったことがありますが、

もうやることはないと思います。

 

糖質を制限しすぎると、心や体、脳にもたくさんの影響があるんです。

摂食障害やうつとの関係も含め、その理由を話していきます。

 

糖質や炭水化物は悪者ではありません

糖質制限ダイエットを行うと、糖質、炭水化物が悪者に見えてくるんですよね。

でも、悪者どころか、生きていく上でとても重要な栄養素なんです。

 

ちなみに、糖質と炭水化物は混同しやすいですが、

ヒトの消化酵素で消化されるものが「糖質」

消化されないものが「食物繊維」

糖質と食物繊維を合わせて「炭水化物」と呼ぶそうです。

ここでは、炭水化物と統一してお話していきます。

 

炭水化物を極端に制限すると起こること

①疲れやすくなり、集中力に欠けるようになる

炭水化物は、脳の唯一のエネルギー源です。

脳をのぞいた身体は、

炭水化物、脂肪、タンパク質のいずれもエネルギーにすることができますが、

脳がエネルギーにできるものは、ブドウ糖(炭水化物)だけです。

 

炭水化物を制限することで、

【身体は脂肪やタンパク質をエネルギー源にするから、脂肪が燃えやすくなって痩せる】

というダイエットだと思いますが、

脳のことが考えられていません。

 

ブドウ糖は炭水化物や糖分を分解してつくられるため、

炭水化物が不足することで脳が正常に働きにくくなります。

また、身体はエネルギーを貯蔵することができますが、脳は貯蔵ができません。

 

これからわかることを簡単に説明すると

例えば、短期的に集中して勉強や仕事をすると、後でどっと疲労感がでますよね。

身体は動かしていませんが、脳をフルに使ったために感じる疲労感です。

脳はブドウ糖を貯めておくことができないので、

一度ブドウ糖が切れて集中力がなくなると、

食事や飲み物などから炭水化物ををとらない限り回復できません。

 

炭水化物を制限していると、

この疲労感と、集中力が切れた状態がずっと続きます。

そのため、常に疲れやすく、頭がボーとして働かないという状態になるんです。

 

これは学校や仕事、生活にも支障をきたしますよね。

 

②糖分が欲しくなる

①のとおり、ブドウ糖が唯一のエネルギー源である脳は、

ブドウ糖が不足すると、栄養を求めて炭水化物を欲するようになります。

そのため、甘いものや、米、パン、麺などを強く求めるようになるんです。

足りないものを求めるというのは自然な事ですよね。

これが糖質制限の失敗や、リバウンドに繋がりやすくなる仕組みです。

 

③生活習慣病になりやすくなる

糖質制限を行うと、

米、パン、麺をとらないため、ふだんより多くおかずを食べる様になりますね。

そうなると、必然的に塩分の摂取量がふえます。

塩分量が増えれば、当然高血圧のリスクが高まります。

 

また、お肉を食べることが増えれば、不飽和脂肪酸やコレステロールの摂取量も増えるため、

動脈硬化や、高コレステロール血症のリスクも上がります。

 

④便秘になる

糖質制限を行うと、タンパク質と脂肪の量が増え、繊維の量が減ってしまいます。

それだけでも便秘のもとになるのですが、

 

便秘のもととなる悪玉菌は、タンパク質を好みます。

過剰にとりすぎたタンパク質は悪玉菌の餌となってしまうんです。

その結果、腸内環境が悪化し、便秘になりやすくなります。

 

腸内環境と摂食障害、うつの関係についてはこちらの記事もご覧ください

うつ病や摂食障害と腸内環境の関係【メカニズムと対策法】

 

タンパク質が不足することで起きるリスクについてはこちらの記事でも説明しています

タンパク質を摂らないとうつや過食のリスクが上がります

糖質制限と摂食障害、うつとの関係

うつ病や摂食障害を克服するうえで

欠かすことのできない脳内物質のセロトニンですが、

セロトニンはアミノ酸の一種である

トリプトファンと、ビタミンB6、炭水化物によって体内で作られます。

 

そもそもセロトニンは脳内物質ですから、

脳のエネルギー源となる炭水化物(ブドウ糖)が不足しては

スムーズに作られないことは容易に想像できますよね。

 

セロトニンについては、こちらの記事で詳しく書いています

【摂食障害】セロトニンを増やす【うつ病 克服】

 

これからもわかるように、極端に炭水化物を制限することは、

うつや摂食障害にも大きくかかわってくるんです。

 

糖質制限ダイエットが、効果的だと言われる理由

糖質制限ダイエットを行うと、わりとすぐに体重が落ち、

身体もすっきりとした気がします。

それが糖質制限ダイエットの人気につながっていると思います。

でも、すぐに体重がおちるのは、体脂肪が落ちたからではありません。

 

身体にグリコーゲン(体内で作る炭水化物の一種で、特に肝臓・筋肉などに含まれる。

エネルギー代謝(たいしゃ)に必要な物質。:Wikipediaより)

を蓄えるには、グリコーゲンの3-4倍の水も一緒に必要となります。

 

炭水化物を制限すると、グリコーゲンとともにその水も減るため、

その分の体重がすぐに落ちます。

 

脂肪より水分のほうが重いので、体重計の数字は大きく減りますよね。

また、身体から水分が抜ければむくんだ感じも解消されるので、体もすっきり感じます。

それがすぐに痩せたよう感じる理由です。

 

なので、炭水化物をとればすぐに戻ります。

よく、『糖質制限してやせたのに、炭水化物を少しとったらすぐ元に戻った!』

と聞きますが、これが理由です。

 

これも、一気に体脂肪が増えるのではなく、

水分が戻るために増えた体重だというだけの事です。

 

もちろん糖質制限ダイエットを長く続けていけば体脂肪も減っていきます。

ですが、炭水化物を極端にカットする生活を長く行うことは

体にも脳にも心にも良くないと思っています。

 

なので私は、糖質制限ダイエットは

糖尿病などの必要に迫られた場合を除き、行いません。

 

では、どんなダイエットをすればよいのか

上でお話ししたように、

タンパク質を摂りすぎることで便秘や生活習慣病になるリスクが上がります。

ですが、タンパク質を摂らなければ

免疫力が下がる、セロトニンが正常に作られない等の弊害が多数起こります。

 

炭水化物もたくさんとれば肥満や糖尿病のリスクが高まります。

どんなに良い栄養素も、過剰にとればなにかしらの影響が出てきてしまんです。

 

結局、すべての栄養素を

バランスよく摂ることが一番だという事になるんです。

 

正しいダイエットとは、基本中の基本ですが

栄養バランスの良い食事と、適度な運動をすること、これに尽きます。

 

ある特定の食品ばかり食べるダイエットや

同様に、特定の食品を食べないダイエットは

一時的には効果があるかもしれません。

 

ですが、長期的に続けていると体のどこかで不調が起こります。

 

すべての栄養素は、体が正常に動くために必要なものです。

何かが不足すれば、生命の危険ですからそれを強く求めるようになります。

 

それが強い食欲となってリバウンドや過食につながるんです。

 

栄養が足りていれば強い食欲も湧きにくくなります。

私はそれがすべてだと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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