ひきこもりについて私が思うこと

ひきこもり

今回はひきこもりについて私が思うことを書いてみます。

ひきこもりを持つご家族の方にも見ていただけると嬉しいです。

前提として、ひきこもりと言っても、それぞれの原因がや状況も異なるため、『こうすれば良い』という意見を言うつもりはありませんが、あくまで私個人の体験談だと思っていただけると幸いです。

私の立場

わたし自身、数年間ひきこもっている時期がありました。

そして、私の母は10年以上、重度のうつで家にひきこもっていました。

ですので、ひきこもり本人の気持ちも、ひきこもりを持つご家族の気持ちも一応わかるつもりです。

そんな私がひきこもりについて個人的に思うことを書いてみます。

ひきこもりに対する世間のイメージ

ひきこもりというとあまり良いイメージがないと思います

最近でも色々な事件が起きていますし、働かず家に居て。。。犯罪予備軍のようなネガティブなイメージまでついています。

ご家族の方もそのように思う気持ちがあるのではないでしょうか。

私もひきこもっていた経験がなければそのように思っていたと思います。

ですが、ひきこもりのほとんどが、犯罪予備軍のような方々ではない、ということはわかってほしいです。

ひきこもりは、必ずしも本人が悪いわけでも、弱いわけでもないと思っています。

例えば、いじめを受けている子が、もう学校へ生きたくないとご両親に相談したとします。

ちゃんと話を聞き、転校を提案してくれるご両親であれば、その子は新しい学校で、この先楽しく過ごせるかもしれません。

ですが、親に悩みを聞き入れてもらえず、『逃げるな!学校へ行け!』と言われた子は、部屋にひきこもるか、無理して学校へ行き、心を病んで、さらには自分の命を絶つという最悪の結論を出してしまうかもしれません。

ご両親に相談すらできない子も同様です。


この場合、引きこもった本人だけが悪いのでしょうか?

私は悪いとも、弱いとも思いません。

また、ご両親のせいだと言いたいわけでもありません。

私が言いたいことは、この子の場合、逃げ道がひきこもることだけしかなかったという事です。

 

学校に行けばいじめられる。家にいても親に責められる。だから部屋にこもりました。

部屋が唯一の逃げ場だからです。

ひきこもらなければもっとボロボロになっていたかもしれません。

 

それでも本人は罪悪感を抱えています。

『学校へ行かない自分は弱い人間だ。わたしはダメな子だ。お父さんとお母さんもそう思っているはずだ。

学校へ行かなきゃ。でも怖い。 』

こんな気持ちで毎日いると思います。

この状態で学校へ行けるようになる方がすごいと思いませんか?


この例に限らず、引きこもりたくて引きこもっている人はほとんどいないと思うんです。

不本意で、早く抜け出さなければいけないと本人が一番焦っているはずです。

自分は弱くてダメな人間だ。家族にも迷惑をかけているという気持ちでいっぱいです。

早く抜け出さなければ、とわかっていても、怖くてできない状態なんです。

家族と顔を合わせない理由

わたしは引きこもっているとき、極力家族と顔を合わせないようにしていました。

それは、罪悪感から親に合わせる顔がないからです。恥ずかしい、情けない、そんな気持ちでいっぱいです。

また、責められることが怖いし、改めて話し合いを求められる事も嫌だったからです。

私がひきこもりを抜けた理由

わたしがひきこもりから抜けた理由は、引きこもっていることに限界を感じてどん底まで落ちたからです。

ひきこもりって楽じゃないんです。

ネットやゲームに逃げるのは現実を見たくないからです。

本当に毎日精神的に追い込まれるんです。

同世代が活躍しているニュースを見るだけで追い込まれます。

友人からメールや連絡が来るだけで苦しくなります。

ほんとはやりたいことが私にだってたくさんあるのに、このままではできない。

自分はだめな人間だ。

もう消えてしまいたい。

そんなことばかり毎日考えていました。

限界が来るんです。

消えたくても消えることができない、

逃げたくても逃げられない現実に直面したとき、絶望を感じます。

私はどん底まで落ちたとき、『消えることもできないなら、働くしか今の自分には道がないんだ』と思いました。

 

でも、そう思えたのは、ひきこもっても責めずにいてくれた家族のおかげだと思っています。

私が引きこもっている間、誰も責めませんでした。

多分思うことはたくさんあったと思います。でも言わずにいてくれました。

そんな家族を悲しませては行けないと思いました。

裏切ってもいけないと思いました。

そのおかげで自主的に動けたのだと思います。

家族の気持ち

とはいえ、ご家族としては、なぜひきこもっているのか、どうすれば良いのかわかりませんよね。

ひきこもりのネガティブなニュースを見れば不安になることもあると思います。

その気持ちは本当によくわかります。

私も長年ひきこもっていた母に、いろいろな感情を持っていました。

老後の不安、怒り、悲しみ、ジレンマ、ご近所の目や世間体、ご家族の負担やストレスも相当なものです。

私はひきこもりっている母に色々口をはさみました。

外にでろと急かしたり、ひどいこともたくさん言いました。

ですが、おそらくそれは、家族の対応として、一番してはいけないことだったと思います。

母の場合

私の母は、重度のうつ病で長年引きこもっていました。10年以上です。

食事もとらず、家でボーっとしていました。

家族のストレスは相当なものでした。

行政にも相談し、病院へ行くこともお願いしましたが本人が嫌がる限り何も進みませんでした。

最後の頃は、家族皆で毎日母を責め、外へ出ろと急かしました。

それでも状況は悪化するばかりでした。

そんな状況がかわったきっかけは母が倒れたことです。

入院へ

食事もとらずガリガリにやせ細った母は、栄養失調で倒れ、そのまま精神科へ入院しました。

3か月ほど入院をして、見違えるほど元気になりました。

早く入院していればよかったねと、家族で話すほどでした。

ですが、家に戻ってしばらくすると、薬を飲むことを勝手にやめ、元に戻るんです。

入院⇒元に戻るを3回ほど繰り返しました。

 

私は、病院で一時的に良くなっても、根本の問題をなんとかしなければ一生入退院を繰り返すと思いました。

根本の対策を

母は昔からとても自己肯定感の低い人でした。

それから、退院後、できるだけ母のやることを褒めて、喜ぶようにしました。

責めずに肯定するようにしました。

本人にも説明し、自分のできたことを毎日ほめること、小さな目標をたてて、成功体験を積み重ね、達成感を感じてほしいと伝えました。

それから母は、入院することがなくなり、今でも元気に生活しています。

家族のできる事

私と母の例はひとつの体験談ですから、どなたにも当てはまる事だとは思っていません。

ですが、ご家族の方が、ひきこもりについて嫌悪感を持つことだけはやめてほしいと思います。

思っていることは表情や態度に現れます。

引きこもっている本人は家族の反応に敏感ですから感じ取ります。

ますます内にこもってしまうと思います。

 

また、働け、外に出ろとむやみに言うことも逆効果だと思います。

本人は本人なりに色々考え、苦しんでいます。

例えば、誰にでもやらなきゃいけないことはわかっているけど、今は疲れていてできないってことありますよね?

掃除でも、片付けでも何でもいいんですが、そんなとき、周りから『はやく片付けろ』と理由も聞かずに、言われ続けたらどうですか?

嫌な気持ちになりませんか?うるさいな!自分のタイミングでやりたいんだ!と思いませんか?

それと同じだと思います。

北風と太陽じゃありませんが、本人が意欲をもって活動するまで待ってあげた方がいいんじゃないかと私は思います。

できれば引きこもっているご家族を信じて、心の中で応援してあげてください。

何度もいいますが、これは私の体験談ですので、すべての方に当てはまるとは思いません。

ひきこもりはとてもデリケートな問題だとも思います。

ですが、少しでも参考になればうれしく思います。

まとまりのない文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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