摂食障害、うつを克服するために【断る】スキルを身に着ける

精神(メンタル)改善

摂食障害、うつを克服するために【断る】スキルを身に着ける

突然、飲み会や遊びに誘われて、

つい『大丈夫』と言ってしまったために、後で後悔することありませんか?

 

または、嫌われるのが怖くて、

本当は行きたくないのに『いいよ』と言ってしまったために、

約束の日が近づと、憂鬱な気持ちになって、うつや過食になることが増えたりしませんか?

 

私は昔から約束を断ることが本当に苦手でした。

ですが、安易な約束は

うつや過食で絶不調のまま参加をするか、

ドタキャンをして、罪悪感からさらに体調が悪化するかのどちらかにしかなりません。

 

きちんと断れる方や、断れないことが理由でうつや過食にならない方はいいんです。

ですが、私と同じように断ることが出来ず、

苦しむことが多い方は読んでみて下さい。

断れないことのデメリットを認識する

なぜ、断るスキルを身に着ける必要があるのか、

それは、

自分が断らないことで起きる、デメリットがたくさんあるからです。

 

デメリットをきちんと認識できれば、

断ることが悪い事ではないと思えます。

 

断るスキルを身に着けるためにも、

まずはデメリットをしっかり確認してください。

断れないことのデメリット

では、断れないことで何が起こるか、考えていきましょう。

 

まずは、冒頭でもお話ししたように

断れなかったために、約束の日が近づくと憂鬱になり、うつや過食になることです。

この状態で参加しても楽しむことが出来ませんし、

体調が悪くてドタキャンをしても

罪悪感でさらに苦しむことになります。

 

どちらもつらいですよね。

 

ですが、これだけではないんです。

実は、もっと悪いことがあります。

 

それは、

自分の信用を失い、大事な友人を失ってしまう可能性があるからです。

 

私の体験談になるのですが、聞いてください。

 

私は摂食障害になってから、うつや過食を理由に

友達との約束をドタキャンしてしまうことが多くなりました。

 

約束した時は行けると思って約束するんです。

ですが、前日や当日うつがひどくなったり、過食が増えてしまうと

どうしても行くことができず、申し訳ないとはおもいつつお断りをしていました。

 

自分に悪気や悪意はもちろんありません。

本当につらくて断っていました。

それでも、相手からすればドタキャンはドタキャンです。

約束を守れなかったことには変わりありません。

 

私の病気を知っている友人は、ある程度は理解してくれました。

ですが毎回のようにドタキャンにされれば当然腹が立ちます。

信用もされなくなっていきます。

 

それを直接言ってくれる友人もいれば、何も言わずに離れていってしまう友人もいました。

それは当然だと思います。

逆の立場でも同じことをすると思います。

行ってくれた友人には感謝しなければいけません。

 

自分は病気だから必死でした。

でも、自分の病気のことばかり考えて、大事なことを忘れていたんです。

相手は自分と会うために時間を空けていています。

私が体調を理由にドタキャンすることで

相手の貴重な時間、そして楽しみにしていた気持ちまで奪ってしまうんです。

 

私はどこかで、

病気だから仕方がない、相手は健康なんだから別にいいだろう

という気持ちがあったのだと思います。

 

こういった気持ちが、深く考えずに安易な約束をしてしまうことに繋がっていたのだと思います。

 

私はそれからむやみに約束するのをやめ、

約束したのであれば、ある程度具合が悪くても守るようにしました。

 

簡単にまとめます。

自分が約束を断れない起こるデメリットは二つです。

●うつや過食になり、楽しめない状態で参加する。もしくはドタキャンをして罪悪感からさらに苦しむ。

●相手の貴重な時間や楽しみにしていた気持ちを奪い、友人を失う原因になる。

安易な約束は、自分にとっても、相手にとっても悪い事しかないんです。

 

うつや過食で体調が悪くなってしまうのは仕方がない事です。

ですが、それは自分の問題です。

相手の人に迷惑をかけても良い言い訳にはなりません。

 

これを防ぐためには、初めの段階でむやみに約束をせず

守れる約束以外は断ることが必要になります。

 

それでは、初めの段階できちんと断れるように

なぜ安易な約束をしてしまうのか考えていきましょう。

断れない理由

そもそもなぜ、誘われたときに断れないと思いますか?

思いつく限り書き出してみて下さい。

 

私の場合はいくつか理由がありました。

①相手に嫌われたくない。仲間外れにされたくない。話題についていけなくなるのが怖い。

②断ってしまったら相手を傷つけてしまう気がする。

③突然誘われると断る理由が出てこないため、オッケーしてしまう。

この3つです。

具体的にそれぞれの改善策を考えていきます。

改善策① 相手に嫌われたくない。仲間外れにされたくない。話題についていけなくなるのが怖い。

断れない理由の一番大きな要因は

『嫌われるのが怖い』という気持ちがあるからだと思っています。

 

以前私が約束を断れない理由のほとんどが、この嫌われるのが怖いという気持ちからでした。

 

断ったら仲間外れにされるかもしれない。

断ったら次の日会話に入れないかもしれない。

それが怖くて、嫌でも断らないようにしていました。

 

なぜ、断ったら嫌われると思うのでしょうか。

簡単に、私の体験談をお話しさせてください。

 

私は小学生の頃、いじめにあっていたことがあります。

仲間はずれ、無視、ひそひそ話。

 

いじめは本当につらいものです。

自分の存在そのものを否定された気持ちになります。

すべての人が、陰で自分の悪口を言っているんではないかという気持ちにもなりました。

 

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それ以来私は、

相手に嫌われないよう、相手に気に入ってもらえるよう、相手の顔色ばかり伺うようになりました。

約束を断れば次の日話題に入れなくなる。

仲間外れにされてしまう、一人になりたくない。怖い。

 

この気持ちが、私を約束の断れない人間にさせました。

 

そんな私が、昔からあこがれていた人達がいます。

人と群れずに、周りを気にせず、自分のやりたいことを突き進んでいる人です。

人に何を言われても動じず、自分の世界だけを生きている人達です。

 

クラスに一人はいませんでしたか?

 

一人になることが何よりも怖かった私は

周りに何を言われても気にせず、

自分の好きなことを堂々と行える人たちをとても尊敬し、そして強く憧れていました。

 

こういった方々は、なぜこんな行動がとれるんでしょうか。

 

それは自己肯定感が高く、否定されても自分を肯定してあげる力が強いので

しっかりと自分を保つことが出来るからです。

そして、

自分にとって一番大切なものが何かをちゃんとわかっているからだと思うんです。

 

具体的に説明をしていきます。

例えば、自分にとって一番大事なものが【家族との時間】だとちゃんとわかっている人は

飲み会や、友人と遊ぶことは必要最低限にとどめ、大半は断ります。

 

そういった行事に頻繁に参加をすれば、大事な家族との時間が減ってしまうからです。

一番大事な家族との時間を失わないために、他の約束を断ることが出来ます。

それが自分にとって正しい選択だとわかっているのでブレることがありません。

 

他人に『家族を優先とかダサイ』と批判をされても、

家族との時間を失うほうが自分にとっては辛い事だとよくわかっているので動じません。

自己肯定感の高く、自分に自信のある人は、

自分の考えや決めたことに自信があります。

だから、他人に何を言われても流されたりしないんです。

 

逆に自己肯定感が低く、自分にとって大事なものがわからない人は

あれも必要、これも必要、●●さんに嫌われたくない、○○さんとも遊びたい。

あれも失いたくない、これも失いたくない、何もかも失いたくない。

 

自分にとって優先するべき大事なものがわからないために、

すべてをまんべんなく持っていないと不安になるんです。

ひとつでも失うことが不安につながってしまいます。

だから断ることが出来ません。断ることは何かを失いことになるからです。

 

そして、自分の考えに自信も持てないので、他人に批判をされると不安定になり、

すぐに人の意見に流されたりします。

 

まさに私はこの状態だったために、

気乗りはしないけど、嫌われたくないしとりあえず行こう、と安易に約束をし、

ストレスをため、結果的に相手にも迷惑をかけていました。

 

もしも自分にとって今一番大事なことが病気を治すことであれば、

自分が気乗りしない約束は初めから断るべきなんです。

 

まずは、自分にとって大事なものが何かを考えてみて下さい。

そしてそれを優先的に考えて生きてみて下さい。

大事なものを犠牲にしなければいけないことはきちんと断りましょう。

断ることは悪い事でも何でもありません。

 

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改善策② 断ってしまったら相手を傷つけてしまう気がする。

これは、

自分が誰かを誘って断られると【嫌われたんだ】と思ってしまう方が陥る考えです。

自分が断られることで、自分は嫌われていると傷つくために

相手も同じ気持ちになるのではと思い、断れなくなってしまう状態です。

 

このように思う方は基本的に優しい方です。

相手の立場にたって物を考えられる素敵な方です。

この気持ちは否定しないでください。

 

でも、よく考えてみて下さい。

自分が友人を遊びや食事に誘って、

断ったら相手がかわいそうだと、イヤイヤ来られるほうが嫌だと思いませんか。

 

ましてや、自分との約束が原因で憂鬱になり、

うつや過食で相手が苦しんでいたとすれば、そちらの方が傷つきませんか。

 

人間は、相手の事が好き、嫌いにかかわらず、苦手なものがあるんです。

誘ってくれた人は好きだけど、飲み会は苦手

誘ってくれた人は好きだけど、人混みの多い場所での買い物は苦手

誘ってくれた人は好きだけど、電車にのって出かけるのは怖い。

 

人間は、生まれた環境、育ってきた環境が異なれば、価値観はそれぞれ異なります。

同じ屋根の下で育った家族ですら

好きなものや嫌いなものが全く同じということがないように、

全く異なる環境で育った人間の価値観が同じことの方が少ないんです。

 

断ることは、

自分の苦手な事柄を断るだけで、相手の人格を否定することではありません。

これをしっかりと認識してください。

 

そして、できれば親しい相手、自分にとって大事な相手であれば

嘘をつかずに素直に自分の気持ちを伝えて断るようにしてください。

 

誘ってもらえてうれしいんだけど、飲み会が苦手なんだ。ごめんね。

誘ってもらえてうれしいんだけど、人混みが苦手で気分が悪くなってしまうから。ごめんね

今体調があまり良くなくて、当日ドタキャンすると悪いから、元気になったらでもいいかな。

このように、嘘のない言葉で伝えてください。

 

下手に嘘をついて断ると、次も同じ用件で誘われた時に、自分が苦しむことになります。

親しい相手、失いたくない相手であれば、できる限り素直な気持ちで断るようにしてみて下さい。

 

もし、『飲み会が苦手』と伝えることで

相手から『なんで飲み会が嫌いなんだ。ノリが悪いな』

と言われるのが怖い方もいると思います。

わたしは昔、そのように思われることが恥ずかしいと思っていたので、

正直に言う事ができませんでした。

 

確かに、このように思う人はいると思います。

ですが、好き嫌いに理由はありません。

ただの価値観の相違です。

 

嫌いなことは恥ずかしい事ではありません。

わたしは苦手なんだと堂々としていればいいんです。

 

無理に好きにさせようとする人や、嫌いなことを批判する人が何もわかっていないんです。

自分の価値観が絶対だと思っている人なだけなんです。

そういう人はただの子供です。笑って逃げましょう。

 

そして、断る理由が苦手なことだけであれば、代替え案もプラスしてみて下さい。

飲み会は苦手だからランチはどお?

人混みは苦手だから○○に行かない?

 

相手に予定があったり、代替え案に相手が気乗りをしなければ断られますが気にしないことです。

自分も断るように、相手にも断られることが当然あります。

それだけのことなんです。

深く考えて落ち込むことは、なんのメリットもありません。

 

改善策③ 突然誘われると断る理由が出てこないため、OKしてしまう。

ラインやメールなどから誘われた場合はじっくり考えて返事ができます。

ですが、電話や、目の前で突然誘われた場合、

すぐに断る理由が出てこないために

つい、『大丈夫だよ』とオッケーの返事をしてしまいませんか。

 

この場合の対策案は、

あらかじめ返事や断り文句のパターンを考えておくことです。

 

親しい相手であれば、

『ドタキャンしたくないから、少し考えさせて』と素直に伝えることもできますが

そんなに親しくない相手から誘われた場合は、いくつか返事のパターンを考えておくと良いと思います。

 

例えば、私は、

ちょっと待ってと携帯をのスケジュールをみて

『ごめんね、その日は友達の家に行く予定があるんだ』

『ごめん、その日は子供の病院に行かなければいけなくて、また誘ってね』

と、簡潔に答えています。

 

もし、少し考えたい場合は、

『その日も病院へ行かなければいけないんだけど、もしかしたら他の日に変えられるかもしれない。

いつまでに返事をすれば良い?』

と聞き、できるだけ早めに返事をするようにしています。

 

このように、あらかじめ断り文句のパターンを持っておくと

スムーズに断ることが出来ます。

 

断り文句はインターネットで検索をするとたくさん出てきますので、

自分の性格や、生活パターンに合った断り文句を考えてみて下さい。

 

断る際に気を付ける事

断る際に、気を付けると良い事は

『NOの意思表示』+『簡潔な理由』+『フォロー』です。

 

断ることは、自分のためにも相手のためにも必要な行動です。

何も悪い事はありません。

 

断ることが相手を傷つけると思っている人は

断り方もくどく、申し訳なさそうにしがちです。

 

申し訳なさそうに、だらだらと理由を述べると

言い訳がましくなり、逆に相手を不快な気持ちにさせてしまいます。

 

断る際は簡潔に、さっぱりと、

そして、申し訳なさそうに言わないことがポイントです。

 

ごめんね!その日は予定があるんだ。また誘ってもらえたらうれしい!

この程度で充分です。

 

約束にはできるだけ責任感を持つ

大事なことは嫌われたくないと安易に約束をしないことです。

 

基本的に、約束は守るものだという意識を持ちましょう

その意識を持つだけで、慎重に返事ができるようになります。

 

誘われたときは、

嫌われたくない、相手に悪いという気持ちは捨てて

『自分が行きたいのか行きたくないのか』

『うつや過食になっても行けるだろうか』

これを基準に考えてください。

 

もしもすぐに決めることが出来ず、考える時間が必要あれば

『ごめんね、まだわからなくて、いつまでに返事をすれば良い?』

と確認し、できるだけ早めに返事をするようにしましょう。

 

すぐに返事をしなければいけない場合、私はお断りしています。

安易に約束をして、あとで後悔する方が私は嫌だからです。

 

そして、よく考えた結果、受けた約束であれば、できる限り守るようにした方が良いと思います。

うつや過食の状態で参加することはとても辛いのですが

結局ドタキャンしても、うつや過食は罪悪感から悪化します。

それなら、約束を守って、苦しい思いをする方がましだと私は思っています。

 

ただ、どうしても体調が悪い時は、無理をせず、はやめに断るようにしてください。

 

体調が悪くドタキャンすることが普段から多い方は、自分が参加したい行事であっても、

落ち着くまで約束を控える方が、自分のためにも相手のためにも良いのではないかと思います。

私が伝えたいこと

相手を傷つけるから、嫌われたくないから、という理由で安易に約束をすると

結果的に、相手にとっても自分にとっても良くない結果になる事が多いと思います。

 

何度も言いますが、断ることはそういったことを防ぐための大事な行為なんです。

 

断ることは決して悪い事ではありません。

悪いのは、安易な約束です。

 

これを防ぐためにも、上手に断れる人になってください。

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