精神科に入院するとこんなことを行います

ひきこもり

精神科に入院するとこんなことを行います

精神科に入院する・・・

まったく想像できないと怖いですよね。

私の母は精神科へ入院したことがあります。

初めて入院するときは、家族としても抵抗がありました。

それはどんなことが行われるのか、どんな雰囲気なのかまったくわからなかったからです。

恥ずかしながら偏見の塊でした。

 

私のように全くわからない方のために

母がどのような治療を行い、

病院の雰囲気はどのようなものだったか

わかる範囲でお話ししたいと思います。

【注意】

これは、あくまで母が入院した病院の精神科の場合です。

他の病院とは異なることもあると思います。

また、病状も異なれば治療方法も異なります。

参考程度にしていただければ幸いです。

【主な治療内容】

私の母は拒食症と重度のうつ病で精神科に三度入院したのですが、

初めの二回は同じ病院で、最後の一回は別の病院で過ごしました。

 

母が入院をするときは、食事もとれないほどやせ細り、

精神的にもかなり不安定だったため三度とも個室からの入院になりました。

 

母の場合、精神的に不安定といっても、

無気力で話ができない程度で、暴れることなどはありませんでした。

それでも、毎回入院を嫌がりどうにかして家に帰ろうとするため、

個室で家族の了承のもと拘束をされました。

 

そして、メンタルを安定させる事、食事を摂ることが優先されるため

数日間、点滴と薬物で集中的に治療を行います。

その期間はおよそ1週間から2週間ほどです。

この期間だけでもかなり身体と心が回復します。

 

その後、病状が安定すると大部屋へ移動となります。

食事はしばらくまともに摂れていないので、

身体に負担がないよう、点滴と流動食からスタートします。

ゆっくりと時間をかけて、通常の食事がとれるようにしていきます。

【タイムスケジュール】

1日の主なスケジュールです。

 

6:00 院内の電気がつく

7:00 起床⇒看護師さんが血圧、体温を測ってくれる。

ここで、シャワーの希望時間を伝える

8:00 朝食⇒薬を飲む

9:00 回診

10:00

11:00 検査など

12:00 昼食⇒薬を飲む

13:00

から    検査など

16:00

17:00 シャワー利用時間の終了

18:00 夕食 薬を飲む 洗濯機の使用時間終了

19:00

20:00 回診 寝る前の薬を飲む

21:00 消灯

 

1日の流れはこのような感じでした。

診察がないときは基本的に自由で、

歩行練習をしたり、面会があったり、シャワーや洗濯を行ったりするそうです。

 

どちらの病院もリフレッシュルームのようなものがあり、

そこに本や漫画や雑誌、テレビがあり、

自由に出入りできるようになっていました。

【院内の雰囲気や、他の入院患者さんの様子】

大部屋は、ベッドがカーテンで仕切られており、普通の病院とほとんど変わりがないと思います。

ただ、どちらの病院も、勝手に患者さんが外へ出ないように

入り口にロックがかかっていました。

 

入院患者さんも、私が面会に行く限り、明らかにおかしい人はほとんどいませんでした。

そしてどちらの病院も、患者さんは母のような年配の方が多かった印象です。

【個室は独特の雰囲気】

大部屋に関してはほとんど普通の病院と変わりないと思いますが、

個室は少し独特の雰囲気がありました。

 

どちらの病院も、

監視カメラがつき、トイレや洗面所にドアはなく、死角がない状態です。

個室は重症患者さんが使用するので、

危険なことがないよう、常に監視しなければいけないとはいえ

初めて見たときは驚きました。

【入院時の制限について】

二度入院をした病院は、刃物類、例えばはさみ、カミソリなどの持ち込みが禁止されており、

面会時も患者へ渡す荷物を、危険なものがないかチェックされました。

 

もう一方の病院には面会時にチェックされるという事はありませんでした。

 

また、病状によっては院内の売店へ行くことが許されない方のために、

病棟内での新聞やお菓子、飲み物等の販売が毎日決まった時間に行われていました。

【回復までの期間】

一度目の入院を除いて、母は入院をしてから1ヶ月もすると、

薬や食事の管理で別人のように回復し、

およそ2か月程度で退院するというパターンができていました。

 

そして、どちらの病院も薬での治療がメインで、

カウンセリングなど、心のケアは少ないように感じました。

入院することの意味。個人的な感想です

当初私は、母が入院をしてもあまり変わらないだろうと思っていました。

全く期待をしていなかったんです。

 

ですが、はじめての入院をして、回復した母を見たとき本当に驚きました。

あんなに元気な母を見たのは何年ぶりだろうと思い、涙が出たほどでした。

家に引きこもっているときは食事を摂ることも病院へ行くことも嫌がり、

どうすれば良いのか、家族全員わからず途方に暮れていました。

 

入院して、食事や薬を先生や看護師さんに管理していただいたことで

大きく回復できたのだと思うと、入院して本当に良かったと心から思いました。

 

また、元気になって看護師さんや他の患者さんと仲良く話す母を見て

もっと早く入院させてあげればよかったな、とすら思いました。

 

はじめは偏見なのですが、精神的に入院させることに本当に胸が痛みました。

それでも、何年もひきこもり、誰とも話そうとしなかった母が

笑顔で楽しそうに病院の人と話す姿を見てやっぱり病院はすごいなんだなと実感しました。

 

ただし、母には、自己肯定感がとても低いという大元の原因がありました。

そのため、退院して家に戻ると

しばらくして薬をやめてしまったり、食事をとらなくなってしまうんです。

そのたびに再発し、入院になりました。

 

本人もつらかったと思いますが

家族も、一生入退院を繰り返すのではと思うときついものがありました。

 

ただ、母も頑張ってくれました。

3度目の退院が終わって家に戻った後、

もう繰り返したくないと、自己肯定感を高める練習をしてくれました。

その後、再発や入院はしていません。

 

そういった意味では、根本の原因が取り除かれない限り

入退院を繰り返してしまうのかな、という思いはあります。

 

それでも、私がはっきりと言えることは

入院しなければ今の元気な母はいなかったという事です。

 

入院をして、心も体も元気になったから、

きちんと原因を取り除くことに向き合えたのだと思います。

入院をしなければ、その段階にすらたどり着けませんでした。

 

私は医療関係者ではないので、

無責任なことは言えませんが、

もしも一人ではどうすることもできないくらい悪化してしまったら

入院するのも一つの手かもしれません。

すこしでも母の体験が役に立てばうれしいです。

 

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